解説
阿弥陀さまに向かって、どうぞこの私をお導き、お護り、お救い 下さいという切なるおもいを、南無阿弥陀仏とみ名をおとなえする 一声一声に託してお念仏をいたしましょう。このようにお念仏する
ことは、阿弥陀さまに私の身も心も投げだしておすがりし、すべて をおまかせする帰命という心のあらわれであります。
そうした帰命の心を持つ人は誰でも、いつでも、どこでも、何を していましても、おもいださずに忘れず、暇なく絶え間なく、お念 仏することができますから、必ず間違いなく阿弥陀さまのみ許に召
し迎えられて、心霊の親さまにまします阿弥陀さまの尊容を眼のあ たりにして、親子対面の悦びにひたることができるのです。
阿弥陀さまは、苦悩に打ちひしがれている私たちを、愛しのわが 子を思召して、「わが名をとなえよ、必ずわが許に迎えるぞ」と、 常に呼びかけられているのです。その呼び声にはたと気づき、その
呼びかけにお応えしてみ名をおとなえするのです。しかもそのお念 仏の一声一声ごとに、どうぞこの私という切なるおもいを乗せて、 阿弥陀さまをお呼び申しあげますと、阿弥陀さまはその声をたずね
、切なるおもいに応えて、お慈悲のみ手をさしのべて下さるのであ ります。だから例外のあろうはずないわけであります。 |