

会葬者全員の焼香が終わって、僧侶が退場したら、遺族と親族は最後の対面を行います。本来は遺族と親族、故人のごく親しい友人だけに限りますが、もし、他の人から申し出があったら、喜んで対面してもらいます。最後の対面をしたあとは、祭壇を飾った花で遺体のまわりを埋めつくします。

これを別れ花といいます。納棺の時に入れ忘れた物があれば、ここで入れても良いのですが、金属製の物やガラス製の物など、燃えない物や溶けて遺骨についてしまいそうな物は避けましょう。メガネや時計などで故人が愛用していた物をどうしてもそばに置いてあげたい時は、別の木箱などに入れて、遺骨といっしょにお墓に納めます。
最後の対面を終えたら、くぎ打ちをして棺のふたを閉じます。くぎ打ちは、故人が無事に成仏できるようにとの願いを込めて、三途の川の石に見立てたこぶし大の石で打つといわれます。あるいは霊魂を鎮めるためや、石にやどっている超自然的な力に対する民間信仰だともいわれています。ただし、宗派によってはくぎ打ちを行わないことがあるため、僧侶か葬儀社に確認しておきましょう。
親類や遺族の男性が5~6人で棺を運びますが、この時霊柩車に乗せるために足のほうを先にします。もし、運ぶのを手伝わせて欲しいとの申し出があった場合は、喜んで手伝ってもらいます。また、自宅で葬儀を行った場合は、ふだん人があまり出入りしないところから運び出すのがしきたりです。これは、死者を出すということが習慣にならないように、死者が続いて出ないようにとの願いから、こうした習わしができたとされています。地方によっては、故人の霊が再び戻って来ないように、故人が使っていた茶碗を割る風習があるところもあります。
遺族は全員会葬者の方へ向いて立つ
位牌は喪主、遺影は血縁の濃い遺族が持つ
会葬者に喪主か遺族代表が挨拶
(会葬に対するお礼、生前の故人への厚誼に対する感謝の言葉、今後の支援のお願いなど)
喪主と遺族代表、血縁の濃い遺族・親族、故人と特に親しかった友人等が同行 遺骨を納める骨壺、箱を包む白の覆い袋、火葬許可証を持参、心づけの用意もしておく。