

せっかく何らかの法事をつとめながら、集まった縁者や知人は、久々に互いに遇う機会なのですから、それぞれに語りあいたいことは、限りなくあるにちがいありません。
ややもすれば、その法事が盛大であればあるほど、そうした話しあいがはずむでありましょう。故人を偲んでのそうした話しあいもたしかに一つのご供養(くよう)にちがいありません。
せっかくご住職を迎えて、お仏壇に灯火がつき、お香が献ぜられて
せめてわずかな読経時間中は、正座して
決して懇親や宴会のためではなく、心から法事のためにお参りしたという回向の心である、とのけじめを明確にしなければならないことを、あえて付言いたしておきます。