
実質以上に誇張した表現の場合によく使われるが、文字どおり、大きな袈裟の意である。
袈裟というのは、僧侶が左肩から右脇下にかけて、法衣で覆う形でつけている長方形の布のことである。
今の僧侶は、お葬式や大法要などの儀式に際し、金襴仕立ての華美な袈裟(五条とか七条という)姿で出座することが多いが、本来は、梵語カシャーヤの音写で、「
それが今のように派手で高価な布地製となったのは、仏教界の変質に準じたものであるが、わざわざ各種の布をつなぎあわせて作ってあるのは昔の名残りである。
現在、インドやビルマ、タイなどにいる小乗系の僧侶は、「黄衣の僧」といって、地味な褐色の衣を用い、袈裟も派手な色調を避けているが、これこそ本来の糞掃衣の伝統を守り、その面影を伝えているものといえるであろう。仰々しい「大袈裟」な僧侶衣はいただけない。
※これらは、「えっ、これが仏教語?ー日常生活の中の仏教語ー宝田正道著」から引用していますが、HP掲載用文章に変更しております。