
子どもが遊びや勝負ごとに際して、片手を石・紙・はさみの三種の形に変化させながら事を決めるやり方。
一般に、これを「両拳」から来て、「ホイ」または「ポン」という掛け声を加えたもの、とする説が流布されているが、実は、仏教の「料簡法意」よいう語から音写された、とする有力な見解もある。
すなわち、「料簡法意」というのは、法の意志を正しく思案する、という意味で、いわば天の意志をおしはかるには、私意をまじえなない、全くの無心の状態で行うべきことを示している。
つまり、ジャンケンホイで、勝負などを決めようとするには、公正無私、もっぱら天意を尊重する心がけで必要なわけである。
ちなみに、グゥ(石)チョキ(鋏)パー(紙)というのは、それぞれの機能と形を音声で表現しようとしたもので、必ずしもジャンケンポンと直接の関係はないようである。
しかし、片方のてのひらだけの運動は範囲で鋏と石と紙という形をとらえ、鋏は石に、石は紙に、紙は鋏に、それぞれ負けるという三者三すくみのルールを思いついた発案者の能力はすばらしい。法意を料簡するには、まことにふさわしい、公平な方法であるといえよう。
※これらは、「えっ、これが仏教語?ー日常生活の中の仏教語ー宝田正道著」から引用していますが、HP掲載用文章に変更しております。