
漢字では「達磨」と書く。禅宗の始祖である達磨大師が坐禅した姿に作ったおもちゃ、あるいは縁起物として知られる。
雪だるま、血だるま、だるま船、だるまストーブなど、全身ずんぐりと胴の太い形のものを形容するのにも使う。
群馬県の高崎は「だるま市」が立つことで有名であるが、昔、少林山達磨寺の和尚さんが、その土地の人々に冬の内職として「起き上がり小法師」というおもちゃ人形を作らせ、それを達磨像に結びつけて正月の縁起物としたのが始まりだと伝えられている。
いずれにせよ、七転び八起きで不撓不屈の精神を示す点が、世間にもてはやされる原因となったらしい。
また、選挙の時など、大だるまの白い目玉に墨入れをして万歳をする当選者の姿を、テレビなどで紹介するが、これもやはり願がかなった「めでたい」縁起をかつぐためであろう。
ただ、達磨大師が面壁9年の修行で手足が腐り落ちたのをヒントに「だるま」のおもちゃを創案された、というのは俗説で、古い時代の肖像画には、ちゃんと手に定印を結び、両足も正しく坐禅を組んでいる姿のものが多い。
※これらは、「えっ、これが仏教語?ー日常生活の中の仏教語ー宝田正道著」から引用していますが、HP掲載用文章に変更しております。