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畜生

ち 畜生

一般に、人間以外のけだものや鳥虫魚類を総称し、特に人に飼われて生きている動物の場合に多く使う。

しかし、人に値しないものの意で、人をののしったり、自らの失敗を自嘲したりするときに、

「こん畜生!」

などと叫ぶ声を耳にすることも多い。

本来、仏教では迷いの世界として六道あるいは六趣というものを説き、その一つに畜生道という境遇を数えている。また、地獄・餓鬼と並ぶ三悪道の一つとしても名高い。

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畜生道というのは、牛・馬・豚・鶏・犬・羊の六畜(家畜)をはじめ、一般に動物全体の世界をさすが、その性質として共通なことは、本能のままに行動して、理性に欠け、無智かつ貪欲で、前後のわきまえも知らないというものである。

くやしく、いまいましい経験をした時、自分自身や相手に対して、憎悪の念とともに「畜生!」という言葉を口にするのも、人間感情としてはやむを得ないかもしれないが、自分はともかく、他人にとってすこぶる失礼な言い方であることを反省すべきであろう。

※これらは、「えっ、これが仏教語?ー日常生活の中の仏教語ー宝田正道著」から引用していますが、HP掲載用文章に変更しております。