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律儀

り 律儀

「律義」とも書く。本来は「りつぎ」と読むべきであるが、慣用として「りちぎ」と読んでいる。まじめで義理がたく、正直で几帳面な人を「律義者」という。「律義者の子だくさん」などという諺もある。

世間でいう法律と同様、「律」とはおきてとか規則とかいう意味、「儀」は身をつつしみ悪を制する日常の姿が、威儀、威厳となって外に現れることである。

仏教では、はじめ僧侶の教団の統制上、出家がふだん守るべき規則をつくり、悪いことを防ぐために「戒律」というおきてを課した。そのおきてを守り、正しい形として外に示すのが「儀」であることから、義理がたいとか実直であるとかいう意味に転ずるようになった。

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少し専門的で難しいかもしれないが、仏教教団では、「律儀戒(りつぎかい) 」というものを定めて、飲酒や殺生などの悪を制し、過失を未然に防ぐ方法を講じた。詳しくいえば、十重四十八軽戒(じゅうじゅうしじゅうはちきょうかい) といって、『梵網経(ぼんもうきょう) 』というお経に、その禁止項目は列挙されているが、要するに僧団の秩序を保ち正しい生活に導くための手段であった。「律義者」という語がここから生まれるのは当然であろう。

※これらは、「えっ、これが仏教語?ー日常生活の中の仏教語ー宝田正道著」から引用していますが、HP掲載用文章に変更しております。