今月のメッセージ(平成19年10月)

「平重衡の問いに念仏往生を示す御詞」より
| 解説 | 一ノ谷の合戦において源氏方に捕らわれた平重衡が、いよいよ死罪というとき、法然上人との面会が許されるのでした。重衡は上人を目の前にして、今生で犯した罪の重大さから、自分の愚かさをさめざめと吐露したあとで、 「このように多くの人の命を奪い、また奈良の東大寺や興福寺を焼き払うなどの大罪を犯した上で、何の善行もなくいよいよ打ち首となるこの身です。 このような地獄に落ちるしかない私が、来世で助かる道はあるのでしょうか。」 と深い懺悔の念をこめ、法然上人に教えを請います。 すると上人は、悲しみをともにしながら、 「人をあやめ、寺を焼き払ったことは大変罪深いことです。 しかし、罪深いからと、そこまで卑下なされることはありません。 いかに大罪を犯したといえども、あなたのように心の底から過ちを悔い改め、南無阿弥陀仏と心をこめてとなえれば、阿弥陀如来は必ずお迎えくださいます。」 と、答えられたのでした。 |
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