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今月のメッセージ(平成20年12月)

聖道門と云うは、この娑婆世界にありながら、惑(まどい)をたち、悟りを開く道なり。…ただ、聖道門は聞(きき)遠くして悟り難く、惑(まどい)易くしてわが分に思いよらぬ道なりと思い放つべきなり。

浄土宗略抄(鎌倉二位の禅尼に進ぜられし書)・昭法全五九一

現代語訳聖道門というのは、この娑婆世界にありながら、煩悩を断ち切ってこの身のままで覚りを開こうとする道のことです。・・・ただ、聖道門の説くところは理解の及ぶところではなく、覚り難く煩悩に引きずられがちな私達には不相応な道であるとわきまえ、思いを断つべきです。
解説聖道門とは、私達が今現在生きて住んでいるこの世界にいるままで、俗に百八あるといわれる「煩悩」を断ち、覚りを開こうとする道のことで、その多くは「自力」による道です。
この聖道門は、「煩悩」に引きずられがちな私達「凡夫」にはなかなか理解の及ぶものではありませんから、自力の教えである難行道を修することは考えない方がよいでしょう。

*次回は、『聖浄二門』の中の一つ「浄土門」についてのご法語をお伝えいたします。

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