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今月のメッセージ(平成21年4月)

三種の愛心おこり候いぬれば、魔縁便りをえて、正念をうしない候なり。この愛心をば善知識の力ばかりにては除きがたく候。阿弥陀ほとけの御力にて除かせ給い候べく候。

往生浄土用心・昭法全五六三

現代語訳臨終には三種の愛心が起こるので、それを手がかりに魔縁が忍び込み、心が乱れ荒ぶるのです。この愛心とは、善知識の力添えだけで取り除けるものではありません。阿弥陀さまのお力によってこそ取り除いていただけるのです。
解説【三種の愛心(さんしゅのあいしん)】人の臨終の際に起こす三つの執着の心です。家族や財産などへの愛着である境界愛(きょうがいあい)、自分自身の存在そのものに対する執着である自体愛(じたいあい)、自身は死後どのようになるのかと憂える当生愛(とうしょうあい)のことです。
【善知識(ぜんちしき)】知識は「友」の意です。仏の教えにもとづいて真理へと導いてくれる人です。浄土教では往生浄土のために念仏行を勧めてくれる人のことをいいます。

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