法然セミナー2005
開催報告
福岡会場



宗祖法然上人800年大遠忌を記念して、「法然セミナー2005(福岡会場)」を10月11日福岡シンフォニーホールにおいて開催し、約1400名を超える来場者が講演や語りに耳を傾けた。
この「法然セミナー」はお念仏によって“非暴力、共生、万人平等救済”を唱導された法然上人の教えに触れていただくために、2001年から開催されてきた。
本年は、「分け隔てのない救い−尊いいのち重さはおなじ。」をメインテーマに、福岡会場は歌手でエッセイストのアグネス・チャン氏を迎え「みんな地球に生きるひと」と題した講演をいただいた。
講演に先立ち、まず地元福岡雅楽会「鎮西楽所(がくそ)」による雅楽と舞楽の披露により会場内が幻想的な雰囲気となり、続いてメインテーマをわかりやすく紹介するために、法然上人が遊女への教化を行う場面や平重衡、熊谷直実が相次いで法然上人に帰依をしていく場面を影絵「分け隔てのない救いを」で表現し、スクリーンに映し出された影絵に合わせ、語りを平野啓子氏が行った。
アグネス・チャン氏は、冒頭において浄土宗という伝統ある教団のセミナーに招かれ感謝していると述べられ、続いて生活をされた香港、日本、アメリカやユニセフ大使として訪問されたアフリカなど国際経験豊かなご自身の経験から、平和で穏やかな世界の実現に向けて、また世界中の人びとが共通して豊かな心をもって生きていくためには、小さなことから自分自身にできることを継続して行なわなければならない、と熱弁をふるわれた。また最後に手話も交えた、美しい歌声により聴衆を魅了され講演を締めくくられた。
東京会場



宗祖法然上人800年大遠忌を記念して、「法然セミナー2005(東京会場)」を福岡会場に引続き、「分け隔てのない救い〜尊いいのち、重さはおなじ。」をテーマに去る11月24日メルパルクホールにおいて開催し、多くの来場者が講演や語りに耳を傾けた。
福岡会場の盛り上がりそのままに、東京会場においても平野啓子さんの語りを皮切りに、落合恵子氏の基調講演に続き、最後は小池百合子氏と養老孟司氏の対談で締めくくられた。
落合恵子氏は「いのちの感受性」と題し、永年闘病生活を続けておられる母親と、看病をされている本人とのエピソードを中心に非常に感動的な講演をされた。
環境大臣の小池百合子氏と解剖学者である養老孟司氏の対談は「環境と共生」をテーマに興味が湧いてくるような楽しい話題を中心に軽妙なテンポで進行された。
それぞれに、来場者はいのちの尊さや重さ、また、共生について再認識をしていただける講演と対談であり、この殺伐とした世の中において、本セミナーで心を潤していただけたものと確信しております。









