法然セミナー2007
開催報告
法然上人の説く、「非暴力・共生(ともいき)・万民平等救済」の教えを、多くの人々に伝えたい——。そんな思いのもと、2001年からスタートした「法然セミナー」(主催:浄土宗/後援:朝日新聞社)は今回が7回目。おかげさまで毎回、大勢の方にお越しいただき、好評を博しております。
「法然セミナー2007」は11月10日、東京都中央区のよみうりホールで「豊かさの先にあるもの」のテーマで開催。会場は1,100名のお客さまで満員となりました。
豊かさの先に なにがあると思いますか
豊かさに先に なにがあってほしいですか
あなたは 今 豊かですか
あなたの豊かさとは どんなことですか
人は ひとりだけでは 豊かになれない
人は ひとりだけでは 満たされない——




ステージには月をかたどった円形のスクリーン。そこに、こんなメッセージが映し出されたのに続いて幕を明けた第1部では、当セミナー初回からご出演いただいている語り部・平野啓子さんによる、芥川龍之介の名作「蜘蛛の糸」朗読。臨場感あふれる演出のもとでの迫真の語りに、吸い込まれていくような感さえ覚えました。
第2部は、声楽家・木村弓さんによるコンサート「ライアーの調べに乗せて」。木村さんの作曲・歌による「いつも何度でも」(映画『千と千尋の神隠し』主題歌)は、きっと誰もが口ずさんだことがあるはず。ドイツ生まれの竪琴「ライアー」のやさしい音色に合わせ、木村さんは私たちに「ほんとうの豊かさ」を気づかせてくれる「なにか」を込め、「いつも—」のほかスペイン民謡や日本のわらべ唄を歌ってくださいました。
休憩を挟んでの第3部は、俳優・小沢昭一さんによる講演「明日のこころ」。氏のこれまでの人生のさまざまなエピソードを交えながら、ときにしっとりと、そしてときに笑いを誘う、軽妙な語り口で魅了してくださいました。「経済大国じゃなくたっていい、幸せで胸が膨らむ国になってみませんかね」のお言葉は、きっと皆さんの心に沁み入ったはずです。
そして最終第4部は、浄土宗僧侶・八木季生さんによる講話「法然共生」。「自分ひとりだけではなく、皆が救われる教えを・・・」と修学に明け暮れた法然上人の生涯を紹介された後、皆と共に幸せになろうとすることの大切さ、そして自分の幸せは他人の幸せの中にこそある、と、今回のセミナーを締めくくって下さいました。

会場ロビーには、テーマ「豊かさの先にあるもの」にイメージする思いや夢を、来場者の皆さんに自由に書いていただくメッセージボードも用意されました。ボードは「皆さんの豊かな心で、豊かな世の中を」の思いが託され、大木がモチーフに。 寄せられた中から、いくつかをご紹介しましょう。
- 「豊かさとは、人に愛されること、それよりも、人を愛すること、人を信じること、共に生きることではないでしょうか」
- 「凡庸であること、謙虚さをもつこと。きっとそれで、少し、人は幸せになれると思います」
- 「許すことも大切」
- 「スマイル、いつでも! スマイル、どこでも! スマイル、だれにでも!」
- 「がんばっているみんなの笑顔が、消えませんように! 正直者がバカをみる世の中はおかしい!」
ご来場いただきました方々には、
心より御礼を申し上げます。
「法然セミナー」は、来年も開催を予定しております。
詳細は、決まり次第お知らせ致します。
どうぞご期待ください!









